会長挨拶
第17回 日本血管腫血管奇形学会学術集会
会長:岐阜大学小児科 小関道夫
令和2年度に開催を予定しておりました、第17回日本血管腫血管奇形学会学術集会(第12回血管腫血管奇形講習会併催)ですが、COVID-19感染拡大のため、やむなく1年の延期とさせて頂き、令和3年10月2日(土)・3日(日)にじゅうろくプラザにて、第17回日本血管腫血管奇形学会学術集会(第12回血管腫血管奇形講習会併催)を開催する運びとなりました。今回は、現地で大人数の集会が困難であることが予想されるため、オンラインでのライブ配信、オンデマンド視聴も対応した、ハイブリッドでの開催を予定しています。
本会のメインテーマは、「小児から成人へ」です。本疾患の多くは小児期に発生し、中には生涯に渡って苦しまれる方もおられます。こうした患者さんがシームレスに小児期から成人期に移行できる診療体制が非常に重要であると考えています。また近年、注目されている疾患関連の遺伝子異常、新規治療薬について、ベルギーのLaurence Boon先生、Miikka Vikkula先生にご講演いただく予定です。また今回は、初めて小児科医が本会を開催させて頂くこととなりますので、小児科医、小児外科医をはじめ、本疾患について知って頂きたい多数の診療科の先生の参加を募集したいと存じます。
平成から令和へと年号が変わり、新しい時代が始まりましたが、血管腫血管奇形診療も、日々進歩し、新たな時代へと進んでいます。国内外の最先端の叡智を集結し、より深い議論を交わすことで、難病で苦しまれている、小児から成人の患者さんの日常に明るい光を灯すことができるようにと切に願っております。
会場は岐阜駅(名古屋駅から約20分)に直結したアクセス良好な、じゅうろくプラザです。岐阜駅周辺の名物は黄金の信長像、岐阜城、金華山ですが、鵜飼もシーズンです。大人数での懇親会などのおもてなしは出来ませんが、現地にお越し頂いた際には秋の岐阜観光をお楽しみ頂ければ幸いです。またオンライン参加、オンデマンド配信も予定しておりますので、是非この機会に、血管腫血管奇形分野の進歩を感じて頂きたく存じます。多くの方々に、ご参加いただけることを、心よりお待ち申し上げております。